「スマホ上の空論」
もはや日記やブログの領域ではない「こうすけ日記」
読者に役立つヒントが見つかれば幸甚です。
解説者の平山こうすけ
今回は「月に叢雲花に風」についてお話をします。
僕はお昼を食べにラーメン屋さんにきた。
まだ時刻も11時30分で、お店は開店しているのか?
これから開店なのかのような雰囲気だった。
外食に一人で落ち着く時間も久しぶりで、
普段立ち寄らないラーメンも楽しみだった。
厨房には外国人のアルバイトと、日本人のオーナーがいた。
僕は食券を外国人に渡し、厨房の前のカウンターに座っていた。
店内には僕たちの3人だ。
厨房では僕の注文をしたラーメンを作っている。
働いている外国人は入りたてのようで、僕の注文をしたラーメンを
オーナーに指導を受けながら作っていた。
オーナーの指導は厳しい。外国人のやること1つ1つに注意をしている。
外国人は、タレを入れて怒られ、麺を茹でて怒られ、
挙げ句の果てにはオーナーがオタマで外人を叩いた。
その時、僕は「そのオタマは戻さないで、洗ってくださいね」
と伝えた。
こういった昭和の感覚が許せないカスタマーも多くなった。
「気分が悪くなるから行きたくない」そういう人も多い。
けれど、僕の家の近くのお店のように、適当な性格の外国人が
本当に自分の国の文化のように、適当にしか作業をしないお店より、
僕はマシと思う。
怒られながら作られたラーメンは、フランチャイズなだけに
味は美味しかった!
些細な出来事から、過酷な出来事まで、
人生には、想像もしていなかった出来事が多くある。
平穏だった生活に、どうにもできない事態が起こるし、
これまで順調だったのに、先行きの不安が募る状況に遭遇する。
「人生は不平等だ」時にはオタマで叩かれる。
もちろん最初から平等になんてつくられていない。
だからより当たり前なんだ。
そんな解釈の中を僕らはみんな生きている。
泣くこともあるし、諦めることもある。
挑戦をすることもあれば、気力の上がらない事態もある。
ラーメン屋の主人にオタマで叩かれることだってあるんだ。
僕はオタマで叩かれた外国人から学んだ。
それは「知ったかをしない」ことだ。
あの外国人は知ったかぶりをしなかった。
適当な相槌もなかったし、適当な返事もない。
知ったかぶりをしていなかった。
知ったかぶりは、お金も減らすし、信頼も失う。
知ったかぶりは立場をなくすし、未来が消える。
社会に生きるほどに、面白くないものでも、面白いかのように
嘘をつく習慣が存在する。
時には偉くもないのに、褒めるなど、老害ほどひどくなる。
知的なおじさんほど、本当に少年ような性格を持っている。
自分で自賛する人ではなく、人から言われる人。
人から言われるだけに本当にガキの部分がある人だ。
外国人は若いし、素直な青年なんだと思う。
彼は知ったかぶりをしなかった。
変な食事の時間だったけれど、勉強になった時間だった。
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心の解説者®︎・エッセイスト 平山 コウスケ
心の解説者®︎・スマホ上の空論・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・エッセイスト・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山 こうすけ コウスケさん