「スマホ上の空論」

もはや日記やブログの領域ではない「こうすけ日記」
本業よりもファンが多い今の現実・・
エッセイストの平山こうすけです。

今回は「あなたも誰もが大変なんだ」についてお話をします。

少しだけ夏草が枯れはじめた香り。
セミに変わって、コオロギやキリギリス、スズムシの音色が響く。

そういえば、僕が幼い頃にお父さんがスズムシを飼っていた。
最初は小さい虫籠にいたけれども、すぐに虫籠から水槽のような
大きな家にスズムシたちは引っ越しをしたのを覚えている。

引越先の過ごしやすさにスズムシたちが歓喜のあまりに鳴くものだから、
お母さんが「気持ち悪くてうるさいのどうにかして！」と怒った。
その後、スズムシたちがどこに消えたのかを僕は知らない。

そんな憂鬱な秋の始まりを感じると同時に、
僕あてに心の沈んだ相談事も多くなった。

仕事の悩み、家族の悩み、身体の悩み、答えのない悩み。

一見すると悩んでなく見える人にも、そんな悩みがある。
順調にしか見えない人にも悩みが存在している。

大なり小なり貧しい大人の生活の現実。

それが乏しいことなのか？本当に貧しいことなのか？
困窮していることは財産なのか？心なのか？
本当の深い場所にあるものを、人は表には出さない。
もちろん、だす必要なんてどこにもない。

僕は、様々な人からの話しを聞く。そして、
「押してあげた方が良い時もある」
「手を添えるだけが良い時もある」
「押したら倒れちゃうから、見守るだけが良い時もある」

誰もが現実は明るくいても、やってられない気持ちにもなる。

矛先のわからない怒りもある。
努力が消える虚しさも存在する。
またいつもの道が同じで、時間だけの流れを感じることもある。

それでも進むしかない。それで良いのだと思う。

進んでみる。やってみる。
どんなことでも人生に無駄なことなど存在しない。

考え過ぎなくていい。

わまりと比べる必要もない、だって誰もが大変なのだから。

わからない答えもある。
あのスズムシたちのように笑

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心の解説者®︎・エッセイスト　平山　コウスケ

心の解説者®︎・スマホ上の空論・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・エッセイスト・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山　こうすけ　コウスケさん