「売り出し方をつくるコーチング」
心理で考えるコーチング講師の平山です。
生活の中で、人は様々な衝動にかられています。
この衝動の中に、消費者行動心理が隠れています。
そして、高価な物を購入する時など、自分にリスクが多くかかる場合に、
人はリスクの推論を考えます。
そりゃそうだと言った話。でも僕たちの美容の仕事も、
この消費者行動心理がとても関連しています。
髪を染めるのは「おにぎり」を買うより高いし、「車」を買うよりは安い。
そして、直感で選ぶお客様と、推論で来店されるお客様が存在しています。
これは「おにぎり」を買う時と「車」を買う違いみたいなものですね。
「おにぎり」を買う時には、リスク換算が低いので、
人は「直感」でおにぎりを購入します。
直感の特徴
・早い
・努力をしない
・連想的(とりあえずコンビニでいいや)
・並列処理思考(何かのついでや、優先順位がない)
「車」を買う時には、リスク換算が高いので、
ひとは「推論」で購入までを考えるので、なかなかポンとは買いません。
推論の特徴
・遅い
・努力をする
・規則に支配される(なぜ?必要なのか?何人乗りか?)
・順番に処理する思考(メーカー選び、金額、安全性、色)
一般的な「好き」は直感に多く位置づけされていて、
逆に「嫌い」は推論が多いので、修正が非常に難しいのが特徴です。
つまり、一度でも「嫌い」な経験をしたことのある分野(美容室やパーマの失敗など)
では、人は「推論」でサロンの扉を開けています。
美容室のお客様は「減点法」でお店を見ている
来店されるまでのお客様の心理は「キレイになりたい100点」を持参しています。
そして扉を開くその時から「減点法」がスタートをします。
・入り口が汚い -5点
・フロントが不愛想 -10点
・カウンセリングがよくわからない -20点
・シャンプーが雑 -10点
・とかし方が痛い -10点
・会話がタメ口 -20点
・仕上がりがイメージと違う -20点
・お会計の説明が雑 -5点
トータル -100点で、こんな場合は、きっと失客の可能性が高い。
こんな感じが減点法です。
もちろん、想像以上にキレイになった、このお店で失敗が改善されたなど、
+の要素でお帰りの際に、200点になる事が多くあります。
プラス値になっていなければ、普通に閉店しているでしょうし。
でも、僕もそうなのですが、得意じゃないお店や、慣れていないお店では、
あだ探しとは違って「気になる点を探してしまいます」。
好きになったお店などでは、たまに気になる事があっても、目をつぶって
しまいますが、人ってなんでもかんでも「好き」からスタートするわけじゃないと、
自分だって思ってしまう。
そして、美容室やショッピングには、
「ストレス解消」で行くといった気持ちもありますね。
実は、ストレスの裏側には、興奮が隠れています。
髪を切れない事がストレスであったり、イベント前にカラーが出来ていない、
この欲求が、心理的には興奮のメカニズムんです。
自宅の「トイレットペーパが無い」ことを例に説明ます。
これは相当な心理的ストレスになりますね。
この、無いことを発見した時「ストレス(緊張)」が生れます
「今日ないと困るなぁ」「仕事帰りにでも買わないと・・」といった気持ちです。
こちらを図にすると
となります。
つまり、緊張やストレスがあるから、人は行動します。
人は生活の中で、様々な衝動にかられています。
直感で選ぶお客様、推論で選ぶお客様、ストレス解消で選ぶお客様。
人は何かしらの「気持ち」で動いているものですね。
確かに、お昼は直感な事が多いし、買い物はストレスなのかなぁ
減点法でご来店されるお客様の例は、とても教育のヒントになりますので、
参考にして頂ければ幸いです。
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講師 平山
葛西・美容室・アンクルート・コーチング・心理・教育・経営・ライター・平山 紘介 コウスケさん