はちみつ梅干しと僕

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  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

もはや日記ではないレベルの「こうすけ日記」
心理ブログよりもファンが多いとか・・

心の解説者の平山こうすけです。
凄く人気の”僕のシリーズ”日記「はちみつ梅干しと僕」
についてお話をします。

7月7日は七夕。
小学校で七夕を迎えるときには、
石井さん家のおじいちゃんが小学校に
竹を寄付してくれて、体育館の天井に
ぶつかりそうな程長い竹が体育館に置かれていた。

竹には全校生徒の短冊がキラキラと吊るされ、
腕がジンジンする夏が着々と近づいていた。

小学校の帰りには岩佐くんちの麦茶をもらい、
家に帰ったら、紫蘇ジュースを飲むのが僕の楽しみだった。

梅干しのできる工程からできるのか?
紫蘇ジュースを作るだけのものなのかは知らない。

ルビーのように赤く綺麗な色をして、
紫蘇の清々しい香りと甘い味が大好きだった。
僕には、今より純粋な少年期があったのに、
三陸ワカメをタ○ラの焼酎で飲むダメなダディに
なってしまった・・(笑

僕の家の梅干しは2種類あった。
お母さんの作る梅干しと、加藤くんのおばあちゃん
が作った梅干し。

特に加藤くんのおばあちゃんの梅干しは酸っぱい!
小さな一切れを口に入れるにも恐怖が走る。
僕のお姉ちゃんも絶対に嫌々食べていたと思う。

なぜならお姉ちゃんは、揚げ物屋さんのトンカツ弁当
の中にある、ご飯の上の小梅が好きだったからだ。
お姉ちゃんは小梅を剥がして、赤く色ついた
米の部分を密かに美味しく食べていたことを僕は
知っている。だって、僕も真似をしたからだ。

「夏バテしないように梅干しは食べなさい」
と、1粒は食べることが子供の僕には嫌だった。
いっそのこと全部あの小梅だったらいいのに・・
今だと、とても贅沢な話だ。

赤紫蘇は好きだった。
梅ほど酸っぱくなく、ちっちゃく食べれるから。
勝手に紫蘇だけ水洗いして食べていたこともあった。

そんな夏のある日。
お父さんのお客さんが和歌山からの
お土産を持ってきてくれた。

両親は仕事場に戻り、
お土産だけが家のテーブルに置かれていった。
きっとお菓子に違いない。
冷蔵庫に入れないあたりは、解けないものか?
そんなことで頭がいっぱいの僕は、
とりあえずお土産を開けることに集中をした。

仮に中身が5つだった場合、
4人で1つづつ、残る一つをだいたい
お姉ちゃんに取られてしまう。

そういう未来が分かるなら、
先に開けてしまおうと僕は行動に走った。

綺麗な木箱を開けた。
なんと、そこには梅干しが上品に整列をしていた。
みたことのない色の梅干し達。
シワシワしていない・・・なんだこれ?

15個ほどあったので、僕は1つ口に入れてみた。
「・・・あまーい!美味しい!」
甘いのに梅の味で、普段の地獄の酸味とは
桁違いの旨さ。
もう一つ僕は確認のために口に入れた。
「美味しい!!」

美味しすぎて僕は外に出た。
外に出て跳ね上がって喜ぶ僕に、暑さで起きない
アンディは垂れた耳だけを動かしていた。

家に戻って、8回ほど僕は繰り返してみた。

綺麗に整列していた梅干したちは、残る
1列になっている。
さすがにこれ以上は、また誰かが怒鳴る。
僕個人の許容範囲内と確認をして、包み紙
も、出来きる限りの努力で戻しておいた。

あの美味しい梅干しの名前を知りたかった。
今でいう、はちみつ梅干しと思うのですが、
あの味の感動を今でも超えたことがない、夏味だった。

 

 

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心の解説者®︎・エッセイスト 平山 コウスケ

 

 

 

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この記事の投稿者 心の解説者®︎・フリーライター・資生堂外部講師 平山 紘介 コウスケさん
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