パチンコと僕

  • 売り出し方をつくるコーチング
  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

心の解説者®︎ 平山です。

 

不安と緊張感

お客さんとの会話のネタのために、たまにパチンコにいく。
ギャンブルを始める瞬間はドキドキなんだけれど、
全く楽しみ方がわからない。

先日休業要請の解除されたパチンコ屋に行った。
どうせなら夏だし夏らしい台を打ちたいので
「HANABI」という台に座った。

横並びでしかない台の配列は物々しい空気に包まれている。
ここにいる彼らは真剣そのもでしかない。
そう、彼らは無言で台と向き合っている。

こういう場所に来る人を差別するつもりもないけれど、
暇そうな爺さんか、輩(ヤカラ)が多い。
僕は小心者なので隣に人がいるのを非常に嫌がる傾向がある。
しかし、ここではそんなことは、もはや許されない場所なのだ。

自信満々に慣れた手つきで打ち込む輩達の間に座る。
この緊張感がまず嫌なんだ。
だったら来なければいいのに、この年齢で来たからには
やりたくてきた雰囲気を出すしかいない僕がいる。

僕は恐る恐る千円札を機械に入れた。

もうこの千円札は戻ってこない。
46枚のメダルにしかならない。
なんか端数で気持ち悪いけれどそんなことはどうでもいい。
「オレは来たのだからやるしかないんだ!」と心で叫んだ。
なんかこのドキドキがきっと楽しいのだと思う。
やってはいけないことと知りながら、してしまう想い。

一丁前に慣れた手つきでメダルを入れる。
チャリンチャリンと音が響く。
「僕はここにいる」と心で呟きながら
台を回す。しかしその手つきは不器用で居合い抜きかのように遅い。
僕の両サイドにいる輩を横目に覗く。
「なんて速さでメダルを使うんだ!!」飲み込まれるように
メダルを入れている。
千円がものの数秒で消えているじゃないか。
46枚とはこんなにもいらないものなのか?
3枚ずつ入れている僕は何も言えなくなっていた。
「僕はやっぱりヘタクソで慣れてないことがバレバレなんだ」
と思われている。
そんな瞬間に奇跡が起きた!

「こ、これは当たり!」
集中するしかない・・集中するんだ。
「ドキドキするな、冷静になれ」そう言い聞かせている。

何度か試しても、僕は7を止められない・・
しかも外れているのに、やたら光る。
隣の輩もイライラしている。
でも7を止めれない僕がここにいる(泣
ここは確実に7を止められる店員さんを呼ぶしかない!
残りもメダルもわずかしかない状況で、
僕は恥ずかしくないそぶりで店員さんを呼んだ。
ここに「呼出」ボタンがあるのさ!

待つこともなく店員さんが来てくれた。
僕は自信満々に「止めてもらっていいですか?」と問いかけた。
すると返ってきた言葉は優しく
「すみません・・代わりに打つことはできないので手拍子しますね♪」

( ゚д゚)

「いきますよ!1、2、押して!」

「1、2、押して!」

7は止まらない・・もう帰りたい・・
両サイドの輩も内心笑っているじゃないか。
「もう僕はここにいられない・・」
「1、2、押して!」
「押す!だけに変えましょうか?」

変な気を使わないで欲しい。
ホストクラブじゃないのに、何でコールされるんだよ(泣
もう帰りたい、お金もいらない、

「押す!」でいきましょう!
店員さんは優しく僕をサポートしていた。
「お願いします・・」

「おおー確かに揃った!」
まだ終わりではないけれど、確かにこれはリーチだ!
もはやこの年齢で隣の輩にも申し訳ないが、当てるしかない!

幼稚園のようなコールは恥ずかしさの限界をとっくに超えている。
「僕はやるしかないんだ」
僕は店員さんの声に耳を真剣に傾けた

「押す!」「押す!「押す!」

僕は店員さんの声に合わせてボタンを押す!

「キターーーーーーーーーーーーー!」

そろったじゃないか!
この後何をしたらいいのかさえわからない。
けれども僕は当てた。

心地よいおはやしのような曲が響き渡る。
両サイドの輩はイライラしている。
「もう帰りたい・・」

でもなんか帰れない。
いい歳こいて店員さんの手拍子を後ろでされている僕は
大切な何かをこの夏に無くした。

 

頑張る皆々様を応援しております。
心の解説者®︎・構成ライター 平山 コウスケ

 

 

 

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