「売り出し方をつくるコーチング」
心の解説者 平山です。
「とりあえず」を耳にすると、ビールや、店に入る、寝るなど、
モノや動作をイメージします。
美容室で「とりあえず」を使う時は、薬剤の入荷の時や、
人数の多い店舗であったらキャスティングなどで使用しますね。
「とりあえず」とは何か?
「とりあえず」は、似た言葉に「一応」があります。
心理的には、決断に自信がない時、後に起きた責任を弱める為とあります。
いくら決断に自信のない時や、責任を薄めるための「とりあえず」であっても、
「とりあえず」で選ばれるものは、ある程度リスクの少ない意味もあります。
つまり「とりあえず」は無難や、低リスクの意味を表現します。
「とりあえずビール」も時間を無駄にしたくない、そのビールでこの場を進めておくといった、
無難な選択、低リスクの選択になっていますね。
それにしても「とりあえず」は強い。
クセの強い人や、扱いずらいプロダクトであれば「とりあえず」とは言いずらいのが人です。
世間や、一般の人は「とりあえず」が好きです。
良いに越したことはないんだけど、「とりあえず」は上手くいく。
ブランディング的には「とりあえず」ではよくないです。ハッキリしないから・・
でも人は「とりあえず」を好んでいる。
ブランディング的に「これじゃないと!」で選ばれる商品はとにかく強い。
”アロンアルファ”など、代表的に「これじゃないと」の商品ですね。
「とりあえず」で選ばれるものでは、MONOの消しゴムや、キャンパスのノートなどです。
TV業界でも好みはあるものの、バラエティなどでは、鈴木奈々さんや藤田ニコルさんも
「とりあえず」で選ばれる芸能人だと思います。
元々先輩の益若つばささんや、同色のりゅうちぇるさんなどは、色が濃いのか?凄すぎるのか?
扱いづらいのか?それぞれにファンは多いと思いますが「とりあえず」では選ばれていなく感じます。
サロンのキャスティングをする時や、グループ決めのキャスティングの時に、
「とりあえず」で選ばれる人は、「とりあえず」という人気を支持されています。
「とりあえず」人気の理由を人であれば、
・素直
・内情に関してウソが少ない
・礼儀正しい
・一生懸命さが伝わる
があると言えます。
心理的には【自己開示の反報性】といいます。
人が苦手な人、自分に自信が弱い人は、自己開示が苦手なんです。
自分を出さずに当たり障りのない会話を必然的に選んでいる。
反報性とは、自分を出す事で、相手も自分を出してくれる法則の事。
自分の弱みや、苦手な部分を素直に、自分から表現する事で、
話相手も同じように、自分を出してくれることにより、お互いの距離が縮むんです。
つまり「弱みをみせて、距離を縮める」こと。
ブランディング的に強い人・モノは、弱みを出す事じたい狙いではない限りいりません。
しかし、ブランディング的に弱い人・モノは、弱みを上手く表現する事で、
「とりあえず」の支持を得る事が可能になるんですね。
ブランディング=独自性として、強いに越したことはありません。
しかし「とりあえず」という支持も馬鹿には出来ません。
なんで?この人が?と思う時、
そのなんで?には「とりあえず」で選ばれる努力が隠れています。
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心の解説者 平山 紘介 コウスケさん
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