米の香りと僕

  • 売り出し方をつくるコーチング
  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

もはや日記ではないレベルの「こうすけ日記」
心理ブログよりもファンが多い現実・・
心の解説者の平山こうすけです。
今回は「米の香りと僕」についてお話をします。

早朝の鳥の声。朝がやってきたばかりの明るさの中、
台所から広がる湯気の香り。
少しだけひんやりとした気温の中に流れるこの香りは
炊き立てのお米の香りだ。

僕は早朝のウォーキンの途中におにぎり屋さんの前を歩いた。
おにぎり屋さんに近づくにつれ、お惣菜の香りも届き始める。

涼しい早朝と調理場から流れる香り。
「何だっけ?この組み合わせの香りは・・」
懐かしいだけでは終わりにしてはいけない大切な記憶。

小学生の遠足の日の朝だったか。
学生時代にお弁当を用意しているお母さんの姿か。
ノスタルジックな感慨深い気持ちの中、
僕は頭の中の記憶のページをいくつもめくった。

「はっ!」
ページをめくり過ぎた僕の頭には直近のZOUJIRUSHIが出てしまった(笑
それは僕自身が早朝タイマーにセットして炊き上がった米の香り・・

そして炊飯器から流れるアマリリスのメロディ
個人的には炊飯セット時のキラキラ星が癖になる。
「キラキラひかる おそらの星よ」のみでシュールに終わるスタートだ。
僕の寝起き姿を思い出してもきったないだけ・・やめてくれ。

何気なく流れる日常も、時を重ねていくことによって
思い出という深い宝物に変化している。

過ごした時代によって、登場人物も変化していて、
状況や人数も変化するのに、食事の香りだけは同じに残っていたりして。

趣味や仕事以上に、人は食べるといことを忘れない。
当たり前すぎるからこそ、2日前に自分が何を食べたかも忘れたりもする。
ひどいとその日の朝に食べたものさえ忘れることがある。朝に飲む薬も。

うちのお母さんは、当時飼っていたシェルティー犬のトムに
高血圧の薬を飲ませることを3ヶ月忘れていた。

「なんで動物病院から渡されているのにトムに飲ませないの?」
とお母さんに伝える僕。
「あんたね、飲まなくてもこんなにトムも元気なんだから、
高血圧なんて体質なんだから飲まなくて元気ならばいらないの。」
と強くお母さんは言っていた。(推測では面倒なだけ)
実際にトムは14年生き、高血圧ではなく寿命によってお星様になった。

そんなくだらないやりとりさえも、この調理場からの
香りによって戻ってくる。
僕の思い出に調理場が多くある。
100円をもらう揚げ物屋さん、病院の蕎麦屋さん。
じいさんとのやりとりの定食屋さん。大将のお弁当。

同じ仕事だよね、でもただやる作業ではなくて。
誰かの為にって真剣な仕事の人達だからこそ、僕にも想いが伝わっている。

 

 

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日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・エッセイスト 平山 コウスケ

 

 

 

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この記事の投稿者 心の解説者®︎・フリーライター・資生堂外部講師 平山 紘介 コウスケさん
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