クセのある味と僕

  • 売り出し方をつくるコーチング
  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

もはや日記ではないレベルの「こうすけ日記」
心理ブログよりもファンが多いとか・・

心の解説者の平山こうすけです。
ニッチなエッセイで人気の”僕のシリーズ”、
今回は「クセのある味と僕」についてお話をします。

物価の高騰が続き、なんとなくではすまない値段に
驚くことが多くなった。
コンビニの床に貼られた「お店の指示通りに並べ!」の
床の標識を頼りに僕はレジに並んでいた。

ここのコンビニはアイスの棚に沿って並ぶスタイルになっている。
急に気温も寒くなったからアイスはいらないけれども
値段を注意しながら見ていると、ピノのアイスが約180円もする。
安めのアイスで180円の価格では僕には買えない。
一緒にどうぞと上の棚にちょこんと置かれたポテトチップスなんて約200円
もするじゃないか・・高い。

マクドナルドも大幅な価格改定をしてからセットメニューを頼む人が
減少している情報を見た。
このように価格と必要性を比較しながらの買い物が続くと、
ちょっと無駄使いだけれども、新しいものに挑戦しようという
気持ちを失ってしまうことが僕にとって大きな損失だ。
この思考は仕事と自分時間に置き換えても同じことが言えるのかもしれない。

僕が学生の時、塾でお弁当を食べる時間があった。
授業嫌いの僕にとって”お弁当”の時間ほど楽しみの時間はない。
僕は夕食時間になると同時に塾内にある自動販売機に駆け込んだ。

同じ100円を使うのならば、リプトンのレモンティーが
1番ハズレではないことを僕は知っている。
ペプシコーラや7UPはご飯に合わない。
しかし僕はこころの奥にミルクセーキという缶と、
ホワイトウォーター、そしてキリンポストウォーター
いう謎の商品にチャレンジしたくてしょうがない衝動を
今でも覚えている。

この日僕は運命の1歩に挑戦をした
「キリンポストウォーター」だ。
ポカリスエットやアクエリアスの類いだと思い込み
ながらも貴重な100円を使って買ってみた。

待ちに待った念願の新drink。
現代では汎用的になった、当時は珍しい
折り返し型の開け口。

「不味い」楽しいお弁当の時間が急降下する。
想像以上に薄いライチ風味の冷たい水。
レストランで出されるレモン水くらいに
集中しなければ風味を感じることのできない薄さと違和感。
結局、納得するために何が違和感だったのかを探すために
かなりのリピート購入を僕はしていた。

この時代にライチへの挑戦をしたキリンが早すぎたのか、
アクエリやポカリとは違う発想のもとあえて創作をしたにしても
子供なりに買わなければよかった感を今でも忘れられない。

ポストウォーター自体あまりにも人気がないから、
高額なブルース・ウィルスを広告に起用したり、グラビアの
ふーみんと大学教授のCMも放送された。
※ふーみんと言っても岸田文雄総理ではありません。
そんな試行錯誤のリニューアルを繰り返し、廃盤に至った
キリンポストウォーター・・

現代のドリンクコーナーにキリンのソルティーライチを
春夏秋冬見かける。
爆発的なほどに人気の商品だが、僕の心の中では
あの薄いライチがいたからこそこの子が生まれたのでは
ないかと思ってしまう。キリンのライチへの執念。

 

ブログをご覧頂きありがとうございます。

日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・エッセイスト 平山 コウスケ

 

 

 

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この記事の投稿者 心の解説者®︎・フリーライター・資生堂外部講師 平山 紘介 コウスケさん
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