「売り出し方をつくるコーチング」
もはや日記ではないレベルの「こうすけ日記」
心理ブログよりもファンが多いとか・・
心の解説者の平山こうすけです。
ニッチなエッセイで人気の”僕のシリーズ”、
今回は「みかんと僕」についてお話をします。
誰から届いたのかも分からないみかんの段ボールは、
暖房の届かない階段の下に置かれていた。
沢山あると大切に思えなくて、
お母さんから「コウスケみかん取ってきて」と
言われると渋々寒い階段へ取りに行く自分を覚えている。
僕は仕事帰りにスーパーに立ち寄る。
入り口付近の涼しいところに果物が並んでいる。
メインはイチゴだ。1パック800円もする。
続いて柿も高い。少し割安な果物を探すとそこには
みかんがいる。
割安といっても一袋で500円だ。
幼い頃にあった階段のみかんを思い出す。
恵まれない環境を経験した時に「あの頃はあったのに」と
都合よく思い出すものなんだ。
みかんとこたつ、鏡餅。
自分が意識をしなくても、今年も季節は進んでいる。
いつも通う定食屋さんで昼間から日本酒を楽しむ
江戸川ダディ。パーカーにキャップがニューヨークスタイルだ。
彼もかつてはセテイボーイ。
このダディは、何度この年末を過ごしてきたのだろう。
毎年大きな変化はないよと言いながらも時間は過ぎて、
年末の寒さを前に自分の人生や時間を振り返る。
特にはないと思いながらも、
段ボールのみかんから、スーパーの袋のみかんに
生活は変化をしている。
ありふれた過去のものと、
限られはじめた現在のもの。
「腐ったみかん」の名言も、どの家庭にも
あった光景だから理解できたセリフに思う。
今の時代に腐ったみかんは通じない。
腐るほど沢山ある、みかんを見る子供が少ないからだ。
段ボールのみかんは沢山ある。
大切な思いでを繋げようとする温かい家庭の贈り物。
みかん1つ1つに存在する愛情を今は尊く受け止めている。
ちなみにみかんは僕のではありません(笑
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心の解説者®︎・エッセイスト 平山 コウスケ
心の解説者®︎・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・サイコパス・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山 こうすけ コウスケさん