「売り出し方をつくるコーチング」

もはや日記ではないレベルの「こうすけ日記」
心理ブログよりもファンが多いとか・・

心の解説者の平山こうすけです。
ニッチなエッセイで人気の”僕のシリーズ”、
今回は「名前と僕」についてお話をします。

１１月８日の冬至を迎えて冬が始まる。
僕は、冬至が来るたびに松葉蟹の解禁を思い出す。
白兎神社に松葉蟹、空港まで続く海岸沿いの９号線。

思ったように波にも乗れないくせに行ったサーフトリップ。
今思い返せば、あの時あの場所に行っていたからこそ、
今の僕のサーフィンが存在している。

時間が経過をすることが早いのから１年が早いのか？
自分の成長が弱いから進む時間が遅く感じるのか？

そんなことばかりを僕らは考えている。

冬至を迎えたばかりなのに、半年後には夏が来る。

僕らのいつもの海にも変化がきた。
自然の変化も大きかったけれども、人の変化の方が
はるかに大きかった。

仲間の６０代のおじさんが、仲間の７０代のおじさんに
「ジジイ」と言った。

言われたジジイも「ジジイにジジイと言われた」というし、
言ったジジイも「ジジイにジジイと言ってやった」という。

こんなくだらないことで、本当におじさん達は死ぬまで会わないと
僕は思う。

僕は、最初に「ジジイ」と言った６０代も優しさからと思っている。
けれども「ジジイ」と言われた７０代には遺憾に感じたことに思う。

それは、僕の普段にもあることで、
「あら！こんなところでコウスケさん！」と呼ばれる。

でも僕には誰か？わからない。

「こんなところで！お恥ずかしいです」という僕がいる。
けれども僕は彼女を思い出せてはいない。

「最近会っていなかったけれど、この間
友達がお世話になったみたいで！ありがとうございます！」
と彼女は続ける。

「いいえ。こちらこそ。タイミングが合わないこともあるので、
力が足りてないか心配しておりました。」
と何を話してしているのか？わからない僕がいる・・

僕の頭の中では、似たような言葉がよぎって仕方がない・・
「誰だっけ？この女性？」
「いつ会ったったかな？この女性？」
「本当に知り合い？詐欺？」
「この女性知らないのに、友達ってなに？」

優しい嘘というならば、素敵なんだけれども、
僕は自分が”嫌われたくない”という保身で、こんな
言葉を返していたに過ぎないんだ。

人は知り合わなければ、名前も知らないし、
名前を知ったところで、仲が良いとは限らない。

賢い人は、だからこそ他人とはあまり関わらない。
という行動に出るのも確かなことと僕は思う。

甘えん坊な人ほど、人に関わりを持ちたがる。
名前も知りたいし、できるなら一緒に何かをしたい。
賢い人に、関わりを近づければ”嫌われる”意外に何もないのに。
甘えん坊は理解もせず近寄ってしまう。

そんな喧嘩が、６０代でも７０代でも起こるのが人間なんだ。

保身は誰にもあることで、
犬の散歩で犬の名前は覚えているけど、飼い主の苗字はわからないなんて
いくらでもあって、子供の同級生の名前は知っているけれど、
親が誰かはわからないもよくあることだ。

本当に自分にとって必要な人を自分は知っている。
自分にとって必要な人の名前を忘れるアホはいない。

冷たいけれど”必要ない”から人は覚えない。

そう。忘れたのではなく、覚えていないんだ。

もしかしたら、覚えようともしていない・・のが本心
であったりもする。

必要のないものを覚える必要はない。
けれども、必要のないことを沢山覚えた時期が
誰にでも存在はしていた。

整理ができるのは大人であるけれども、
整理がつかないほどに、好奇心が強い自分も同時に
忘れてしまっている。

時間が経過することが早いから１年が早いのか？
自分の成長が弱いから進む時間が遅く感じるのか？

今思い返せば、あの日９号線を走ったからこそ、
今の僕がいる。

ブログをご覧頂きありがとうございます。

日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・エッセイスト　平山　コウスケ

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