空港と僕

  • スマホ上の空論
  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

もはや日記ではないレベルの平山日記
心理ブログよりもファンが多いとか・・

心の解説者の平山コウスケです。
今回も平山日記「空港と僕」
についてお話をします。

 

12月7日は二十四節気で大雪(たいせつ)
本格的な冬の訪れを意味しています。
そして大雪から15日後にあるのが冬至、
今年は22日。1年で昼が1番短い日になります。

熊さんの冬眠もこの大雪からと言われますが、
人間は年末にかけて物騒になるのが特徴だ。

初夏は変態、年末には物騒。
なんで寒くなると攻撃的になるのかは
理解ができない・・
(そもそも戦闘力を上げる意味が不明)

事件は理解できないけれども起きてしまう、
特に不景気でお金がない時にはなおさらだ。
2009年のリーマンショック後も年末は
事件が多く起きていた。

近所のカラオケの強盗や、郵便局強盗、
深夜の路地裏で夜の店の店長襲撃など。
(背後からバットで殴られるという怖さ)

今のように、モバイル決済も無かった時代
で、支払いもクレジット決済が25%かな・・
だから現金を持ち運ぶことも多かった。

僕もそんな時代には夜遅くまで仕事をした。
お店に現金を残すことはスタッフの危険も
増えるので、早朝の入金の為に僕が現金を
運んでいた。

冬の夜道はやたらと変な人が多く感じる。
冬物でカラーも黒が多くなり、帽子も被る。
やたらとみんな、ヒップホップ級にモコモコ
していて、現金を持ち歩く僕にとっては東京の
サウスブロンクスにしか見えない光景だ(笑

そんな夜道で連続して事件のニュースを
耳にするものだから、僕は護身用に
特殊警棒を持ち歩いていた。
※軽犯罪法第1条の2に該当すので
違法になります

そんなヒヤヒヤする12月も中旬に
なった頃、僕は休日に宮崎へサーフ
トリップをしに向かった。

航空券とレンタカーのセットを
早割で予約をし、ビジネスホテルと
セットにするとよりお得なプラン!

ボードケースにウェットスーツや
着替えをしまって、手荷物はなるべく
小さなバックにして向かうスタイル。
(どこの海岸に行くかもわからないから
、大きな荷物は持たないようにする)

羽田第2ターミナル2F。
チエックインカウンーで手続きをし、
手荷物の受付にサーフボードを預ける。
Dゲートのそばで僕は一人旅にウキウキ
していた。

「宮崎に着いたら、おぐらのチキン南蛮
を先に食べようかなぁ」
なんて独り言を呟きながら、済ませるものは、
早く済ませたいので保安検査場へ先に向かった。

「金属のあるものはこちらのトレイへ
おのせください。お持ちのカバンも
分けて載せてください」
と女性の保安検査員が声をかけてくれる。

金属探知機をくぐる僕。
ピピ・・ピピ・・警報音がなる。
「すみません、金属探知機で検査しますね。」
ピピ・・ピピ・・僕のお腹で鳴る。
「ベルトのバックルですね。どうぞ」

毎回のことなが、この保安検査が妙に怖い・・
悪いことをしていないのに僕が自分を疑ってしまう(笑
小心者はこれだから嫌だ。
街中でパトカーとすれ違う時のも同じだし、
もはや、警察署内で尋問を受けている気分になる。

ほどなくして、僕は荷物検査の終えた
手持ちカバンを受け取りにベルトコンベアー
に向かった。

その時!!

「失礼します。お客様、こちらによろしいですか?」
さっきまで優しそうな保安検査員の女性が
僕の前に立ちはだかる。

何をしたんだ??何があった??
後ろに気配が感じる・・・
「えーーー??」彼女とは明らかに違う
ゴリマッチョの保安員??が3人もいる・・

安全上詳しいことは記載できないけれど、
僕は普通の乗客は通ったことのない
キレイなお部屋に連行された。

「お荷物の中身について伺いたいのですが」
と保安員が僕に尋ねる。
僕はなんのことなのか?わからず
「荷物って何ですか?サーフボードは
預けてあります」
支離滅裂な返答をしてしまった。

「宮崎にはサーフィンが目的で行くんですね。
では手荷物のものは何に必要ですが?」
こいつ、スットボケてと言わんばかりの表情で
より迫ってくる保安員。

「手荷物のモノって何ですか?携帯と手帳
とか・・・・・・・」僕は悩んだ。
「筒状の棒のようなものは何ですか?」
いい加減白状しろの勢いで保安員が迫る。

あ!あ!ああ・・特殊警棒だ!
記憶を思い出した僕の頭はアインシュタイン
以上の脳内回転を起こしていた!

マズイ・・非常にマズイ・・(僕の心)
9.11以降ペットボトルでさえ持ち込めない
機内に、まさかの武器持ち込みなんて、
キチ◯イ以外なに者でもない。
ましてやサーフィンに行きますとか言って、
平然と武器を持ち込んでくる男に
言い訳の余地などこの人達は考えていない。

仮に理路整然とした話をし始めて、
保安員は納得してくれるのか?
むしろ保安員が僕なら軽犯罪法適用のもと
自分を確保する・・・マズイ。非常に危機だ。

「あ、あれは。年末の強盗用の護身用です」
素直に話す僕。
「強盗用の護身用が宮崎に必要ですか?」
当たり前の質問返しをする保安員。

「いえ宮崎に強盗はいません。僕の職業立場上
でして・・(もはや僕がハイジャック犯でしかない)」
僕なりに話をした。
「どんなご職業で??」

何分経過したかは覚えていない。
その後会社との連絡や、身元確認を行い、
警棒は警察署で一時預かりか処分という
かたちになった。飛行機には乗れるようだ。

「もし必要な場合にはこちらで預かりますが?」
と保安員に言われた。
「いや処分してください(思い出したくもない)」
と僕。
「ではこちらで破棄させて頂きます」

僕は釈放された気分だった

空港の安全は一人一人の懸命な努力で
日々維持されている。

 

ブログをご覧頂きありがとうございます。

日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・フリーライター 平山 コウスケ

 

 

 

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この記事の投稿者 心の解説者®︎・フリーライター・資生堂外部講師 平山 紘介 コウスケさん
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