駄菓子屋と僕

  • スマホ上の空論
  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

心の解説者®︎ 平山です。

 

手のひらにあるお金

高く登る太陽もゆっくりと夕方へ足を進める。
明るい時間に帰宅する僕は、小学生の頃を
思い出す。

社会通念上、大人が明るい時間に帰宅することは
ただのサボりだ(笑
午後の2、3時の日の明るさがとても好きで、
1日の一番の明るさではないけれど、
「まだ何かできる!」という期待感を持たせる。

小学生の僕は、3時に帰宅すると
急いで洗濯機置き場にある親の貯めていた
小銭貯金箱へと向かった!

大きなプラスチックの中には
1円や5円、10円が沢山窮屈に押し込まれていた。
その中から10円を探しては1円を戻し調達していた。

手のひらに握った80円を持って駄菓子屋さんへ
急いで向かう。
今でいうドンキホーテーなみにバラバラに陳列された
お菓子たちは、もはやどれが良いのか?買い物の最優先事項
さえ忘れて僕の胸が高鳴った!

「お菓子は欲しいけれど・・ゲームもしたい」
お店の脇に出ると2台のテーブルゲームがあり
そこは上級生の溜まり場だった。
50円のインスタントラーメンを台に置き
「あーー〜」と叫びながらゲームをする
年上がいる。
恐る恐る覗きながら、出来もしない20円の
ゲームをするのか?僕は悩んだ。
80円しか僕にはない。
駄菓子屋さんでの買い物えらびは常にブランド品を
選ぶ女子級に選考が必要だった(笑

手のひらに限られたお金しかないのにもかかわらず
(親から盗んだお金)
40円もするかんしゃく玉(クラッカーボール)
を僕は買った。

このかんしゃく玉を道路に置いて
車がひいて音が鳴るのが最大に悪い遊びで
僕もやりたかった!(もちろん事故でもあれば
大変なのは事故と親だということを僕は理解していない)

結局買ってみたものの、怖いから
壁に投げつけて音が鳴るたびにビクビクして
辺りを見回してはまた投げるだけの僕だった(笑

「あとはこの甘いか太郎」
これは僕が好きなのではなく、
近所のペットショプの外に住んでいた
アライグマによくあげていた。

いつの間にかアライグマのカゴに
エサをあげないで!の張り紙がしてあったけれど
甘いか太郎をアライグマに手渡すと
アライグマは喜んで洗って食べていた(笑
洗わないと不味かったのか?
ベトベトするのが嫌だったのかはまだわからない(笑

お金がない時にはこんな瓶を
探しては集めて1本10円に交換もしてもらった。

さすがに酒屋さんの一升瓶を酒屋さんの
裏手から運び出そうとしたときは
こっぴどく怒られた(笑

撮影のご協力ありがとうございました。
石川商店店主 石川さん
同じ時間に日テレのエブリースタッフがいらしたのも
何かの縁かと思います!
ありがとうございました。

 

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心の解説者®︎・構成ライター 平山 コウスケ

 

 

 

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