ラプラドールと僕

  • スマホ上の空論
  • 平山 紘介 コウスケさん

「売り出し方をつくるコーチング」

 

心の解説者®︎ 平山です。

 

犬の味覚

僕の家にはアンディーという名前のついた
ラプラドールの犬がいた。
2才3才くらいの時からいた犬で
僕なんかよりもとても賢く。
生まれた時に親がいるように当たり前に存在していた。

(このワンコはアメリカ・ブッシュ大統領の愛犬すごく似ています)

小学生の僕はだらしなく姉になんでも
頼っては、姉になんでもわがままを叶えてもらった。
僕ら兄弟が二人でいる時には料理もした。
料理をした中でも記憶の強いものがハンバーグだ(笑

僕の実家ではレトルトや缶詰を食さない習慣だった。
だから、子供であってもハンバーグさえ自分で作るしか
方法がなかったのだ。
両親がいたのか帰宅が遅いのかはあいまいなのだが
ある日の夜、僕と姉はハンバーグを二人で作った。
ほとんど姉が僕にやってる風にやらしてくれていたのだが
二人でも驚くほどにキレイなハンバーグを僕らは作った。

二人ではしゃぎながら、大喜びでテーブルへと向かった。
「すごいねコウスケ!キレイにできた!」
「早く食べよ!早く食べよ!」いう僕。
ときめく想いのままにナイフでわったハンバーグの中は
完全に生だった(笑

「あーこれダメだよ」という僕
「ごめんねコウスケ」
「もったいないからアンディにあげよ」という姉
僕ら兄弟は幼いながらに犬に何を与えていいかわからないので
勝手口を開け、うつ伏せで寝ていたアンディに話しかけ
未完成のハンバーグをアンディに与えた。

パクパク!といきよいよくアンディも口にハンバーグを運んだ!
その瞬間だった!!
「ごっほ!!!」とアンディが吐いた(笑
アンディもまずかったんだと思う。

「アンディも食べないね」とささやく姉。
姉が優しく僕をサポートしてくれたのに出来なかったハンバーグ。
勝手口の開いた先には「他になにかあるの?」
と見上げるアンディーの顔がある。

この話を姉とはしていないが、きっと生のハンバーグの
記憶はこのエピソードが強く残っていると僕はおもう。

 

頑張る皆々様を応援しております。
心の解説者®︎・構成ライター 平山 コウスケ

 

 

 

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